手形割引業者として働く男性と合コン

手形割引という言葉をご存知でしょうか。
この前、合コンに手形割引業者の男性が参加していました。
清潔感がある見た目で好感が持て優しそうな雰囲気だったので、他の男性そっちのけで話をしました。
しかし私の頭では足りなかったようで、なかなか盛り上がる会話にはなりませんでした。
得意の料理自慢で良い女を目指そうと思いましたが、それ以前に相手の仕事内容が理解できないという失敗をしました。
これからはあらゆる業種をリサーチして頭に入れておきます。

なんかすごそうな仕事!

手形割引の仕事をしていると聞いてパッと頭に浮かんだのが、「金融系の仕事かな」でした。
銀行や証券会社など金融関連は魅力的な職業が多く、年収も高いと聞きます。
スマートな印象を与えるので合コンではライバルも多く水面下でバチバチと火花が散ります。
しかし私を含め女性陣は手形割引業者の存在を知らなかったため、グイグイ行く人はいませんでした。
手形って社会の授業で何か聞いたことあるなくらいで、実際金融業界でどのような役割を持っているか分かりません。
だからそれを扱う業者のことも見当がつかないという状況でした。
もちろん男性を年収だけで評価するわけではありませんが、せっかく仲良くなるならステータスの高い人が良いです。
初めて聞いた職業でしたが、響きがカッコよく頭の良さそうな予感がしたので私は彼に興味を持ちました。
他の女性があまり狙っていないのを確認した後で、たくさんお話をして別の日に2人で会う約束をしようと決めました。

どんなに説明されてもよくわかりませんでした…

好きになってもらおうと意気込んだものの、大問題が発生します。
彼の言っていることが分からないのです。
彼に好きアピールを送るために私が仕事についてたくさん質問し、彼は1つずつ丁寧に返してくれました。
とても誠実な人だと分かりましたが、肝心の質問に対する返答がちんぷんかんぷんです。
手形があるとお金がもらえる仕組みが全く理解できず、話の入口で失敗しているので途中からは分かってもいないのに相槌を打つだけとなりました。
彼も「こいつ多分適当に返事してるな」と呆れたと思います。
苦し紛れに出たのが「とてもすごい仕事をされていることは分かりました」というバカ丸出し発言です。
彼の話を聞いても会話が成立しないと考え、自己アピールとして料理の話に切り替えましたがその時は既に微妙な空気になっておりもうダメでした。
合コンが終わった後で参加していた女友達に話すと、彼女も分からなかったようで「他の男性に狙いを絞った」と賢い選択をしていました。